かみ合わせの異常感(咬合異常感)って、どんな病気?
義歯を入れたり、歯ならびの矯正(きょうせい)治療をしたりした後に、かみ合わせの違和感がなかなかとれず、長期にわたりあちこちの歯科医療機関を受診する羽目に陥る患者さんがおられます。それまでは普通に仕事や家事をこなしていたのに、まるで人が変わったように「この歯がここに当たって気持ち悪い」「早くなんとかしないとたまらない」と頻繁に歯科を受診するようになり、ご家族も心配されます。
しかし、原因を特定できるような歯並びの異常やあごのずれなどが確認できないので、義歯や銀歯を作り直したり、マウスピースなどでかみ合わせの治療を繰り返し行ったりしても、このかみ合わせの異常感は消失しません。こうなると歯科医師の方も「これは性格や心理的なもの」といった態度になりがちで、患者さんは「これではラチがあかない」と自ら他の歯科医療機関へ受診するようになることが珍しくありません。
しかながら、この病態を安易に心の問題とするのは大きな間違いであり、適切な治療により症状の改善を認めることが少なくありません。
次のページで、さらに詳しく「かみ合わせ異常感の症状と特徴」について解説します。
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