かみ合わせの異常感(咬合異常感)の症状と特徴
典型的な患者さんの場合、以下のような訴えをされることが多いようです。
「1日中、歯のことで頭がいっぱいで、具合が悪くて、1日のうち半分くらい寝込んでいました」「病院へ行けば行くほど悪くなるみたいで…。」
「どこでかんだらいいのかわからない。」
「あの時、この歯をこうしてからおかしくなった。」
「だからこの歯を治療したら良くなると思う。」
おもな症状と特徴
- 歯の当たり方がおかしかったり、高さが低すぎたり高すぎたりする感じが、いくら歯の治療を繰り返してもよくならない。歯科の診療室で歯を削ってもらうと、その場ではちょっといいかなと思うが、その後待合室などで待っているとかみ合わせの違和感が出てくる。
- とにかくかみ合わせがおかしい、かむ位置が分からない、咀嚼(そしゃく。食物をかむ運動のこと。)が上手にできない、かみ合わせるとあごがずれる、歯がすべる、などのかみ合わせに関する強い異常感が続く。
- 多くは歯科的な治療(義歯を入れる。歯並びを矯正する。歯を削る。など)を受けた後に発症する。
- 診察をしてもかみ合わせに異常を認めないといわれることが多く、多少の不具合らしきものを修正しても、かみ合わせの異常感が改善されない。そればかりか、症状の増悪が認められる。
- 「この歯さえ治れば」と有名な歯科医療機関を探して受診しても治療が上手くいかず、次の病院を探さざるをえなくなる。
- 原因不明の身体症状(姿勢の異常、不眠、食欲不振、全身倦怠、疲労感、肩こり、頭重感など)を次第に伴うようになることが多い。
- かみ合わせの違和感のことを悩み考えることが日常の中心となり、日々の生活に支障をきたすようになる。
- 20代から70、80代まで幅広い年齢で発症する。やや女性に多い傾向がある。
- ほとんどの場合、発症までは特に問題なく普通の生活を送っている。
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